日東ベスト(寒河江市、内田淳社長)は、県産ラ・フランスの剪定(せんてい)枝から抽出し美白有効成分アルブチンを豊富に含む枝エキス配合の基礎化粧品と、保湿効果のあるラ・フランスやサクランボのパウダー配合のジェル状化粧水を発売する。枝エキスは化粧品原料として2009年から出荷してきたが、同社が化粧品の発売元となるのは初めて。一般への販売開始は来年2月下旬の予定。
製造元はビーエス・ラボ(東京都)。基礎化粧品のブランド名は「Franus Branche(フラナス ブランシュ)」。フラナスは、ラ・フランスとビーナスをかけた。ブランシュはフランス語で枝の意味。洗顔料、化粧水、乳液、クリームのシリーズとして発表する。天然由来アルブチンを配合したほか、超高圧乳化技術により乳化粒子をナノメートル(ナノは10億分の1)サイズにしたことで浸透性が高く、高保湿でありながらべたつかない使用感を実現。防腐剤「パラベン」や合成香料を使わず、肌への優しさにこだわった。
ジェル状化粧水の名称は「FRUITS CONFITURE(フルーツ コンフィチュール)」で、いずれも果実を原料にしたラ・フランスパウダー入りとサクランボパウダー入りの2種類を発売する。天然成分を生かした化粧品の販売を通じて、山形の土地が育んだ果物を広くPRしたいとの思いも込められている。
同社は環境に配慮した循環型産業システムの構築を目指している。廃棄物となる剪定枝は生産農家の処理負担が大きかったが、農協を通じて集積、同社が買い取っており、09年に枝エキスの製品化を始めて以降、毎年1.5トン分が原料として使用されている。
化粧品の発売は、枝エキスの効果を高く評価したビーエス・ラボが提案。昨年末から乳液とジェル状化粧水を社内販売し、改良を重ねていた。パッケージ、ボトルデザインは鶴岡市のティップス(尾形恵子社長)が手掛けた。フラナスシリーズは、4種類合わせて1万円代前半の価格帯の予定。具体的な販売場所は県内ドラッグストアなどと協議中。ジェル状化粧水は土産物などとしても売り出したい考え。同社は「自社の研究成果を形にした製品。まずは県内を中心に発信したい」と語っている。
【メモ】剪定枝からのアルブチン精製方法は、アルブチンがラ・フランスの果実と枝に含有されていることを発見した日東ベスト中央研究所が研究を進め、今年、同社が特許を取得した。枝をチップ化し、煮出した汁からアルブチンを精製する。枝には、果肉の80倍のアルブチンが含まれているという。
ラ フランスの「枝エキス」。
これ見つけた人えらいね!
食べたらおいしいラ フランスが、枝まで賢いとは、
恐れ入りました!!
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